家で母と話をしていると、父を亡くしたことの悲しみ、独り身になった寂しさ、何もかもを一人でやらなければならなくなった辛さをつらつらとぶつけてきます。正直辟易しますが、そういうことをぶつける相手は他に居ないのでしょうし、気持ちはわかります。冬の夕暮れ時の早さと寒さは人の心を暗く寒からしめますし、夜は暗闇の帳に抗う明かりを持つ必要があり、そこには日中に降り注ぐ明かりを浴びていれば良い受け身とは違い、内燃機関の乏しい身にはこたえるのだと思います。独身生活を謳歌できるのは自分の中に力がある時で、人といることは煩わしい面はあるものの、それによって力を与えられている面もあるのだと知らされます。
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