習慣になっていない

 日々の振り返りと微差の積み重ねによって高い壁を乗り越えて新天地に立つことを目指して、この一年余りは日記をつけるようにしていた。最初はノートに書き記し、今年からはブログを立ち上げ、人に見てもらうためにnotesに投稿するようにして、自分のブログはどちらかといえば日記のような使い方になった。notesの投稿は特定のテーマに一点突破でないし、自分を売り出すわけでもないし、匿名の中でキャラを作り出すところまでに至らない。ブログを日記がわりにしていても、やはり忙しくなってくると更新をやめてしまう。人から見られているのでなければ、日記を毎日書くこともままならない。習慣になったふりをしていたけれど、習慣になっていないことが知らされた。変えようと思う気持ちはあっても、シーソーの重心を反対側に傾ける蛮勇はないし、さまざまな言い訳が自分の周囲に積みあがっていて、そこを乗り越える力もない。変われると聞いても、聞いても、自分では真に受け止めきれずに聞き流している。ただゼロではないと思う。ゼロであればこのまま更新をやめて消えていったはずであり、踏みとどまったことは心の中に川砂の中の砂金のごとくわずかではあるが、聞いたことを受け止めた部分があるということだ。この砂金を橋頭保に、巻き返していきたい。今が一番若いが、同時に時間はない。そういう年齢に差し掛かっている。

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