依存する親

 このまま、圧迫され続けると、自分のメンタルが壊れてしまうのではないかと、我がことながら危機感を抱いています。次から次へと要求を続けられ、会うたびにそのことの進捗を説明し、進んでいないことについての責めを負わなければならない。いずれは自分も力尽き、そこまでいかなくても、相当、人生において負荷がかかることで、本来なら自分の為に使えるはずだった時間も、失われてしまうことでしょう。親と同居し、介護に人生の一定期間を費やした人のことが、たまに伝えられることがありますが、そうした系譜の末席に、自分も連ねるのかと思うと、何やらやるせない気持ちになります。

 ここから脱するには、自分が逃げれば良いのでしょうが、そう簡単に逃れられるはずもなく、それは半ば自発的、半ば植え付けられた、義務感の鎖に繋がれているからでもあります。年老いてから、周囲を巻き込まずに、どう自分の人生を全うするのか、これは、大きな課題であるように思います。

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