母の不満は多くありますが、その中の一つに、近くに歌う会のようなものがなく、気晴らしをする機会がないということがあります。体操教室のようなものは、現在、住んでいる住宅の集会所でも定期的に行われていますが、同じような年寄り相手の体操教室は楽しくないということで、歌うカラオケ教室のようなものが良いようです。感染症拡大で、特に高齢者対象のこうした教室は、再開されていない場合も多いようであり、前に住んでいた場所では仲間もできたようなので、過去の安心の時代の懐古も含め、現状の不満の構成要素にビルトインされているようです。
若い人との交流を持ち続けるというのは、簡単ではないと思います。なぜなら、対等な付き合いであるなら、よほど、気が合う間柄でもない限り、若い人から年長者に積極的に関わることはないであろうからです。お金の面でのサポートか、人的ネットワークが豊富であるか、いずれにせよ若い人の側にメリットがないと、付き合うことはないでしょう。その辺も、高齢者になって自分の同世代が少なくなってきたときに、そうした下の世代との付き合いを続けられるかということは、自分の人生の生活の質を保つ上でも重要であり、我が事として考えていきたいと思います。
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