腹を割って話せる相手

 先日、僕が2年先を目途に、目指す目標や夢について、腹を割って語ることができる人(仮にNさんとします)と話をすることができました。Nさんに語った僕の目指すところは、目の前の階段を2段飛ばしで上がれば追いつけるというほど手が届きそうな範囲にはなく、かといって、現時点でどうやったら実現できるか皆目見当もつかない、というような夢物語でもありません。ただ、そこまで2年で到達するには、相当高いところまで駆け上がる必要はありますし、目指す目標には特定の個人も含まれており、その人も2年間でさらに高みを目指すでしょうから、既に高いところにあって高速巡行している相手に追いつくには、効率よく知見を吸収しつつ、最大船速で進まなければなりません。そして追いついてはじめて、相手にはなく自分にある強みを活かして追い抜き、さらに差を広げていくことが可能になります。Nさんに語ったことで、僕の心の中でやるべきことが明確になり、すき間の時間で目指す目標をより具体的にイメージできるようになり、自分に足らないものを知り、補うためのツールや情報を求めるようになりました。やはり、自分の目標を人に話すことは大事ですね。自分の心の内で温めている間は、目標や夢はほんわかしたままで、そうした目標や夢を抱いている自分に満足してしまい、そのまま、ということになりかねません。とはいえ、誰にでも話せるかと言えば、自分の日常の延長線上に居る人には話しにくいこともあり、家族の場合は前提となる知識や経験がないので理解されにくい面もあり、悩みごと相談以上に相手を選ぶ必要があります。Nさんとはそれほど接点があったわけではなく、今も程よく遠いところにいますのが、価値観は近いものがあるので、夢を語るには格好の相手であり、こうした人のつながりは、お金では買えない無形の財産であると知らされます。

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