セブンイレブンの北海道内の店舗で、賞味期限が切れて1カ月過ぎた食材を販売用のおでんに使用していたとのニュースが流れました。以前からこうした行為はこの店で行われていたようで、その証拠を動画に撮った店員がユーチューバーに動画を提供し、事態が発覚したようです。賞味期限をロンダリング(?)するために袋から水洗いをして冷蔵庫に保管していたとのことですが、冷蔵庫とはいえ開封して保管したほうが劣化が進むように思うのですが、すぐに使うからいいということなのでしょうか。このひと手間が自分にはよくわかりませんでした。店頭販売しているおでんのようなものは、仮に個包装のパンやおにぎりを値引き販売できるようになったとしても、同様の手法を取ることができず、店が食材の発注を売上見込みに応じてコントロールするしかないと思います。おでん食材の賞味期限がどれぐらいの長さなのかはよくわかりませんが、パンやおにぎりのように短くはないでしょうから、店舗側が常態的にロスを出すような発注をあえてするとは思えず、本部側にも一定の責任はあるように思います。
フードロスについてはよく言われていますが、個人的には大人数による宴会のロスが一番大きいと感じています。食べきりましょう的な行政のスローガンはあったりしますが、宴席で個食を続けるのは考えられず、最後におとなしく席に戻って食べるとかいう行為も、多くの人は酔っているし、宴会料理は最後の方でご飯ものや麺類が出されることもあり、難しいと思います。また、単価の安い割にボリュームのある鍋なども宴会コースの定番ですが、だいたい残されていることが多いように思います。ただ、自分自身はこの2年ぐらい、大人数での宴会には出ていないので、鍋というリスクの高いメニューが残っているのか、よくわかりませんが。大人数の宴会がなかったことで、フードロスは少しは改善されたのではないかと思います。外食産業には大ダメージだと思いますが。
コメント