仕事がなぜ最優先になるのか。この問いに対する答えは、生活のため、となるのだろうか。たしかに不労所得が相当ない限り、仕事しないで生活していくことはできない。仕事というのは自分の思うままにならない、いろいろな点で妥協し、忍耐し、骨身を削り、心身をすり減らし、結果的に寿命を縮めることになったとしても、寿命の対価と考えれば、納得はいかないがわかりやすい。
もう一つの考え方として、生き甲斐や自身の存在価値として仕事を捉える考え方もあります。仕事が好きでたまらないという幸せな人か、そこまでいかなくても、辛抱よりも生きる甲斐がまさっているという人は、仕事をそういう位置づけに置くことができるのだと思います。ただ、そういう人は得てして周囲も仕事一色に染めやすい、仕事については生活のためとか存在価値とかで攻め立てれば、相手が抗弁することは難しいし、仕事を人生の推進エンジンと考えている人は相当なリソースを投入しているわけで、ついでに適性もあるので優位な立場にあり続けるケースが多い。そういう攻勢に対して、自分の身を護る術は、自身の特技を以て築く難攻不落の城を築くしかない。もちろん周囲が必要としないところで特技では相手にされないし優位性のある人からの攻勢にも抗しえないので、周囲の求めと折り合う特技に磨く、あるいは自身の強みをすり合わせる必要があります。
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