このところは朝、目が覚めると何らかのプレッシャーが僕の身体を押し付けて、なかなか床を上がることができない。起きてみると、思ったほどひどい世界ではなく、こんなことなら早く起きればよかったと思う。毎朝の習慣についても、今日はいいやと思うこともあり、実際に習慣にするまでもないことなのだが、やらなければやらないで、翌日に影響が出て、夜中に目覚めるようになってしまう。夜中に目覚めれば薬を再度服用しないと眠れないし、そもそも処方箋の半分の量で済んでいるので、もう一錠飲んでも規定量を超えることがないのだが、寝すぎてしまうことは自分の生活に影響が出る。朝の時間が今は何より貴重なので、そこを逃すと日常生活の奔流に呑み込まれていつの間にか疲れて一日が終わってしまう。目覚めてもろくでもない世界が変わっていないという時代、あるいは自身の生活環境がいずれやってくるのかもしれないが、今は目覚めた後の方がましな世界であり、そこには砂時計のように確実に、逃してはいけない瞬間、瞬間が流れている。大事にしよう、丁寧に扱おう、そして微差を積み重ねるようにしよう。
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