進めば光明が

　今週は週の入り口に立った時は先の見通しが立たない状況にあり、一人で武器を片手に魔物の棲む山に入るような心境だった。魔の山を何とか乗り越えた月曜日が一番苦しく、そこでスタミナは使い果たし、その後はスタミナの回復を少しずつしながら、水曜日までくると、今度は別なトラブルが発生、来週は再び魔の山に戻ることになるので、できるだけ体力を温存しておきたかったが、トラブルは日ごとに大きくなり、金曜日には破壊的状況に陥ったので、来週に向けた備えもままならず、トラブルの対処に赴くことになった。正直、魔の山に登るだけで自分のメンタルは精一杯なんだよと思いながら、とにかく現場に向かい、話し合い、何とか事態は落ち着かせた。もちろん、これで完全に落ち着くとは思っていないけれど、物事から逃げず、放置せず、対処することで、少なくとも坂道を転げ落ちる状況を食い止めることはできる。根本的解決になっていないのは確かだけれど、根本的解決をできることなんて多くはない。泥縄式に物事を良い方向にしていく、一つ一つ解決していく中で、自分としてどうあるべきかの軸を持ち、大きな方向性としては、そのことを思いつつ、重い岩を少しずつ動かしていく。何か、時間があれば物事が根本的に解決するかのように思うのは、これまでの人生経験でもなかった。でも、毎日毎時、岩を動かすことは忘れてはいけない。人生は長いが、一寸先は闇でもあって、その両面を踏まえ、進んでいくしかない。楽ではないけれど、意味付けにより一つ一つを自分の良きこととして取り込んでいく。できないものはできないし、でもやるしかないこともあるし、安心感に満たされた環境に常にいられるわけでもないし、でも常に不安では自分を傷つけることになる。誰も見ていないのだから、こうやって書くことを、毎日続けようではないか。