いろんな人の成功例を見ると自分も同じように成功するように見える。成功のパターンはいろいろあって、何を成功とするかの定義は一様ではないものの、貨幣経済においては多くのモノやサービスがお金で手に入れることができる。お金を使いたいと思わせる物語を作り出すことが重要。自分自身のカリスマ性を高められればよいが、自分というものをそんなに表に出したくない、有名税を払いたくないという人もいる。僕もその一人だ。僕はやむなく、内なる世界の延長に想像のフロンティアを広げ、そこに僕の作り出したキャラを登場させ、そのキャラへの共感を高めていく。ただ、キャラづくりを僕は20年もやってきて、結局そういう付加価値を生み出すキャラは生み出せなかった。100人に一人振り向けば市場ができると言うが、何人居ようが一人を振り向かせることが難しい。フロンティアは工事中のまま、僕は自分の内面のワールドを誰からも価値を見出されることなく、生涯を終えてしまうのではという不安に駆られた。そういう時に、この生徒会政府の手伝いの話が持ち掛けられた。何か危うさも感じるが、自分の日常生活の中にこうした冒険があってもいい。そう思って話を受けることにした。
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